笛木優子(ユミン)独占インタビュー(2011/9/20配信)

韓流スターアイドル動画まとめ  > 動画一覧  > 笛木優子(ユミン)独占インタビュー(2011/9/20配信)
笛木優子(ユミン) ー今日は、韓国でもそして日本でもご活躍の笛木優子さんにお越しいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

 よろしくお願いします。

ーまず、韓国に行こうと思われたキッカケを教えてください。

 2001年の終わりだったんですけど、その1年くらい前からすごく韓国のエンターテイメントに…映画から入ったんですけど、興味を持ちまして。

  映画とかドラマとか、今で言うK−POPをすごく好きになりまして、そこから韓国語を勉強し始めて、1年くらいした2001年の終わりに、ちょっと休みがありまして。語学研修へ行ってみたりしてみようかな、と思って行ったのが一番始めに韓国に行ったキッカケなんですけど。

 そこから、普通に韓国語を勉強しながらやっぱりお仕事もしたいなと思っていて、ある監督を紹介していただいてそこでドラマに出させていただいたというのが一番初めです。


ー最初から韓国に行って、韓国で仕事をしたいという考えまでにはいってなかったんですか?

 そんなに韓国語も全然しゃべれてなかったですし、やっぱりそんなにすぐにチャンスがあるとは思ってもいなかったので。その…本当に趣味程度に勉強していたので。ちょっとスキルを上げるというか、レベルを上げたいな、という感じで韓国に行って。で、そこから少し上手になったら、機会があったら、チャンスがあったら、韓国で活動してみたいなと思っていたくらいでした。


ー韓国へ行かれてどれくらいでチャンスがやってきたんですか?

 それが本当に1ヶ月もしないうちにドラマに出ることになるって決まって。それで3ヶ月後にはもうそれがオンエアーになってたっていう…3ヶ月でデビューしたんですよね。


ー逆につらかったんじゃないかなって思う部分もあるんですが…韓国語をまだ自分なりにできないときに現場に入るのはつらくなかったですか?

 最初は、やっぱりやってみたいっていうのと、ドキドキわくわく、もう期待感で、全然気にならなかったんですけど。ずっと仕事をしていくと、最後はその壁にぶつかるんですよね。“ああ、もうちょっと韓国語ができていれば、もっとみんなとも仲良くできるし、もっとたくさんのいろんな作品に出ることができるのに”…っていうので。始めは分からなかったんですけど、ちょっとしてからそこにぶつかりましたよね。


ー最初はもう無我夢中っていう…

 そうですね。“今はとにかくうれしい、韓国ドラマに出れてうれしい”っていう感じで、なんでもかんでもやってましたけど。やっぱりやっていくうちに、だんだん…“ああ、もうちょっと上達してからデビューできれば良かったのに”って思ったことは何回もありますね。


ー韓国では、ユミンさんというお名前で知られていまして、そして日本では笛木優子さんという名前で活躍されているんですけども、どちらでお呼びしたらいいのかなってちょっと思ってしまうのですが。日本ではやっぱり笛木優子さんでいいんですか?

 そうですね。それが本名なので、笛木さんと呼ばれることが多いですけど。別に私はユミンがどうとか笛木優子がどうとか、あまりその差がなくて。ユミンというのも、本名ではないですけど、あだ名みたいな、そういう感覚なので。全然ユミンと呼ばれてもなんとも思わないっていうか、うれしいですし。皆さんが呼びやすいように呼んでほしいといつも思っています。


ーじゃあ、私が今回のインタビューでユミンさんとお呼びしても大丈夫ですか?

 全然大丈夫です。


ー本当に、ユミンさんの“ユミン”という名前は韓国では誰もが知っていて、私は2003年に留学していましたので当時ものすごい人気でした。社会現象的な感じもあったと思うのですが、その人気は実感されていましたか?

 そういう時期もありましたよね。(笑)今じゃもう考えられないけど。あの、やっぱり、今じゃ本当に中国の方だったりタイの方だったり、いろんな国の方が活躍されていますけど、韓国で外国人が活動するってのはあまりなかったのですごく特別なケースだったと思うんですね。

 いろいろと関心をいただいて、ちょっとそのときはそれが苦しかったですね。こう、何を言っても注目をされるのはいいんですけど、すごくそれがプレッシャーではありました。


ー厳しい評価をしたりとか、インターネットで書き込みをしたりとかあったりしますので、そういう意味でもご苦労があったんじゃないかなと思います。

 そうですね。本当に厳しいですよね。でも、いつも思っていたのは、“自分さえ一生懸命やればわかってくれる”ってのはわかっていたので。すごくつらいな、厳しいな、とは思いましたけど、上手に付き合っていくのが大事かなと思います。


ーもちろんお会いしてくださる人もいらっしゃいますしね。

 そうですね。本当にそれが励みになるときも多いので。だから本当に自分次第だな、と思います。


ー常にプレッシャーを感じながら、仕事はされてますか?

 やっぱりその、私は日本人ですけど、韓国の人にとって日本ていう国は特別な国じゃないですか。だから、何か私が変なことをしてしまうと日本のイメージも悪くなってしまうんじゃないかなっていうプレッシャーもあって。すごく気をつけていますし。私がその歴史を変えたりとか、友好関係にものすごくいい影響を与えられるとは思っていないんですけど。やっぱり少しでも役に立てたらなとはいつも思っています。


ー充分にその役割を果たしてらっしゃると思うんですけれど。日本では、「IRIS」のドラマでもご活躍されていますのでその辺りの撮影秘話を教えてください。

 「IRIS」ってイ・ビョンホンさんが主演で、本当にみんなに期待されてた作品なので、出れることになって本当にうれしかったんですけれど…撮影自体はもうすごい大変。もうほんとうに大変で…でも、すごく視聴率も良くてみなさんに愛されたので、全然それも苦にはならないというか。

 みんなすごい大変だったなか、倒れる人もなくよくやってたなって感じですね。だいたい、韓国ドラマって倒れる人がいるじゃないですか。(笑)そういう大きな事故もなかったかなって。


ーその大変さっていうのは、やっぱりスケジュールもタイトで、夜中も寝ずに撮影をしたりとか、そういう部分も大きかったですか?

 そうですね。でも「IRIS」って、映画をずっと作っていた制作会社のが撮影したものだったので、ちょっとスタイルが映画っぽい雰囲気もあったんですよね。なんかこう、夜食が出てきたり、休むときのイスが出てきたり。普通のドラマでは絶対夜食とかイスとか出てこないんですけど。ちょっと雰囲気が違いましたね。なんか、映画っぽいというかそういうのはありましたね。


ー韓国と日本でお仕事をされていると、韓国と日本の違いってどんなところですか?

 韓国の方ってすごく韓国ドラマが大好きで、よく見てらっしゃるじゃないですか。だから、その視聴者のみなさんの意見を無視することはできなくて。

 そのオンエアーが始まって、オンエアーした後の視聴者の意見を反映するために、台本が出てくるのが遅いんですよね、その日の朝だったり…急にすごく変わったりするんですね。そういうのは日本とは違うし。最初、主役級の出番があったのにみんなに演技が下手くそだって叩かれてどんどんシーンがなくなっちゃったり早く死んじゃったり、するじゃないですか。(笑)すごいサバイバルな感じはします。

 でも、自分が頑張れば出番も増えるし、みんなに愛されるキャラクターにもなるし。だからこう自分たちも参加してる感というか、作品を作ってるっていう感じはあるかもしれないですね。撮影はすごく大変ですけど。


ーやりがいがある分、強くなれるかもしれないですね。

 本当にそうですね。大変なこともたくさんあるんですけど、本当に自分さえ頑張れば、いい作品になるというか。評価していただけるので、やりがいはありますね。


ー私も恥ずかしながら韓国のドラマに少し出演させていただいたのですが、すぐにキューって始まりますよね。

 そうなんです。リハーサルがない。(笑) やっぱり時間はないし…それには私は今でも緊張するというか。どっちがいいのかわからないですけれど。何回もリハーサルをして気持ちを高めてやったらいいのかもしれないし、本番一発でやるのがいいのかもしれないし。それはどっちがいいとは言えないんですけど。そういう違いはありますよね。


ーそして去年は、韓国のドラマ「美しき人生」で在日の役をされたと思うんですが、そのときのセリフは全部韓国語でしたよね?

 いとこのお姉さんとしゃべるときはちょっと日本語もあったりしたんですけど、だいたいはほとんど韓国語でしたね。


ー韓国語のセリフを覚えることに関してはもう慣れたものですか?

 それはよく聞かれるんですけど、暗記するってのは誰でもできることだと思うんですよ。私もそんなに頭はよくないんですけど。覚えるのは誰でもできる。でもやっぱりそこに感情をいれて、演技をするってことがすごく難しいので。覚えられなくて苦しいというよりは、自分の演技、表情を出さなきゃいけないっていうのはすごく苦労しました。


ーでは、韓国にみなさんたくさん行かれると思いますので、韓国のおすすめスポットを教えてください。

 みなさん、本当に私より詳しいので、私がおすすめするようなところはないんですけど…でも、私は“カロスキル”によく行くんです。並木もすごくきれいだし、かわいいお店もたくさんあるし。きれいなカフェもあるし。韓国っぽくないといえばないんですけど、今一番熱いスポットでもあるので、そこをおすすめしたいです。


ーじゃあ、逆に今度は日本で韓国を感じられるようなおすすめの食べ物屋さんでもお店でも何かありましたら教えてください。

 やっぱり新大久保とか、赤坂。ま、赤坂と新大久保って全然違うんですけど。最近、本当に韓国が人気で、うれしいのが若い人たちも好きだから、幅広い年代の人に愛してもらってるのがうれしいなって思うんです。

 新大久保とか行くと、日本じゃないみたいっていうか、全部韓国のお店で。美味しいところもたくさんありますし。赤坂はちょっと大人っぽい感じがするので、新大久保がおすすめかなぁと思います。


ーでは、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

 We love K をご覧の皆さん、はじめまして笛木優子です。このたび、私が出演しました韓国ドラマ「美しき人生」のDVDが発売になります。ぜひ、たくさんの人に見てもらいたいのでよろしくお願いします。