イ・ヒジュン独占インタビュー(2013/2/6配信)

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イ・ヒジュン ー乱暴(ワイルド)なロマンスで好きなシーンや思い出に残っているシーンは?

 僕は、ソ・ユニを最後に病院で諭すシーンですね。自分のシーンの中では一番興味深い場面だったと思います。


ー「君がたくさんの人を笑わせられたらそのお金は君にやろう」のシーンですね

 野球の重要性や大切さと軽んじているユニに悟らせる台詞が良かったと思います。


ーイ・ヒジュンさんが演じたコ記者はどんな人でしょうか?

 コ記者は、ねじれた劣等感を慰めてあげたくて励ましても、逆に反発するような人物ですよね。「ほっといてくれ」っていうタイプだと思います。コ記者のような人が実在するなら、隣で誰かに見守って言葉に耳を傾けてあげたらいいと思いますね。

 あの場面についてもう一度説明すると、あのシーンを撮る時ソ・ユニは、他のドラマの撮影でスケジュールが押して7時間も遅刻してきたんです。僕はあのシーンのために準備万端で、23時から翌4時までずっと待ってて、結局4時に撮ったんですよね。彼のミスではないけれど、本当に自然と彼を小憎らしいと思って演技できました。

 実際にモニターでみたときも「本当に小憎らしそう」って感じました。撮影の後は、もちろん彼のミスではないから、変なわだかまりとかはなかったですよ。だからいいシーンになったのかもしれないっていうビハインドストーリーです。


ー実感のこもった演技でしたよ。コ記者を演じるために何か準備をしたり、自分からアイディアを出しましたか?

 コ記者の深層心理って、自分は大好きな野球ができなくなってしまったのに、あいつは悠然と野球をやっているのはなぜ?という嫉妬や劣等感ですよね。それからインタビューの仕事の時は記者から質問を受けた後、僕の方から記者にインタビューしたんです。

 「記者生活ってどんな感じですか?」てね。制作発表会の時は記者の眼差しなどをよく観察しました。インタビューされながら観察してたんですよ。記者特有の眼差しってありますよね。何か探ってキャッチしようとしている眼光は皆さん似ていて、そういう部分を表現しようとしました。

 コ記者は劣等感から来る悪い心理も持っていますが、一方では野球を愛していて、野球選手としてパク・ムヨルを尊敬している心理もあるし、記者としての使命感もある。そうしたぶつかり合う心理を表現したいと思いました。ただの悪質なパパラッチ記者ではなく、そういう気持ちがぶつかり合う瞬間を表現できれば、素敵だと思って演技しました。


ーラブラインがなかったですがどう思いますか?また撮るとしたら誰がいいですか?

 ウンジェやドンハとは何か起こるかなと思ったけど、そういう展開は中盤以降の中心ラインの邪魔になりますよね。ラブラインがなかったからこそコ記者が一人残されて、切なくて可愛げのある人物に映ったんだと思います。


ー思い出に残っているエピソードやNGシーンはありますか?

 NGが一番多く出たのは、木洞スタジアムでマンソクさんに胸ぐらをつかまれて録音テープを出せと言われるシーンでした。とても寒くて二人とも、ろれつが回らず何度もNGを出してしまいました。

 放送時に実際にモニターした時も分かるくらいでしたね。笑っちゃいました。とてもシリアスなシーンだったけど、かなりリアルな演技になりましたよね。木洞スタジアムは風がとても強いですから。


ーぜひそのシーンに注目して観てほしいですね。ドラマ撮影中はどのように健康管理されていますか?

 やっぱり高麗人参です!それから時間を見つけては体を動かします。徹夜や移動でジムに行く時間が取れないからです。待ち時間に立ったままできる運動やピラティスを時間があったら現場でするようにしています。


ー立ったままできる運動とは?

 ピラティスの呼吸法などですね。こういうのです。


ー呼吸法でも筋肉に効きますか?

 はい、ピラティスにはそういう呼吸法があって体にいいんですよ。どうでもいいことをしゃべりすぎたかな?


ー前半と後半で撮影現場の雰囲気や緊張感に変化はありましたか?

 「乱暴(ワイルド)なロマンス」の撮影は楽しかったのですが、裏番組の人気がすごかったので視聴率があまり上がりませんでした。でもスタッフや俳優たちは和気あいあいと楽しく、落ち着いた気持ちで撮影していましたね。焦って慌てたりすることはなかったです。


ー視聴率は上がらなくても熱狂的なマニアが生まれましたよね?そういった事は予想されていましたか?

 僕は当然そう予想していました。台本を読んだ時、アニメっぽい登場人物たちも、傷を負っていたり意地悪な人物も、コ記者さえもが何かスウィートで愛らしい部分が感じられたので、これはマニア層からの反応があるだろうと思いました。登場人物がとても愛おしいからです。


ー予想していた反応ということですね。

 作家さんを信じていました。もちろん今も信じていますよ。これまでのドラマの中で僕が一番好きなのが「恋愛時代」で、パク・ソンヨン作家さんの作品なんですね。実は「乱暴(ワイルド)なロマンス」のお話をいただいた時、映画2本を同時に撮っていたので、丁重に何度もお断りしたんですが、作家さんから会いたいと言われて一緒に食事をしたとき、これまで手がけた作品について伺ったんです。

 僕が事前に何も調べないで行ったもので、すると作家さんが「恋愛時代」とおっしゃったので、是非やらせてくださいって言ったんです。僕が大好きな作品の作家さんだからです。ドラマの台本を読んでみても、とても愛らしくて良かったし、韓国ではとてもユニークな楽しいドラマだったと思います。


ー「乱暴(ワイルド)なロマンス」の見どころは、どんなところでしょうか?

 全員が愛しく思えるよな独特のキャラクターが大きな見どころだと思いますね。コ記者も劣等感からムヨルを隙あらばと狙う悪いキャラクターですが、そうせざるを得ない背景もあるわけで、自分の良心との葛藤も魅力的です。すべての登場人物に理由があって、愛おしくなる部分がこのドラマのいいところだと思います。


ー俳優になっていなかったら何の職業についていたと思いますか?

 そうですね…画家になっていたかも?!僕の母は画家だったから、子供の頃から画家になりたかったけど、父にはこう言われ続けてきました。「画家じゃお金は稼げない。生活が大変だぞ」って。それで自然に両親の勧めに従って工学部に進学しました。

 でもとても退屈で楽しいことを探しているうちに演劇に出会って、両親の反対を押し切ってここまで来たんです。もしも他の仕事をするなら、絵を描く職業がいいですね。


ー日本に行かれたことはありますか?

 いいえ、まだ一度もありません。


ーでは行くとしたら、どこに行きたいですか?

 かつ丼の一番おいしい店に行きたいです。


ーかつ丼ですか

 かつ丼が一番の好物なんです。


ー日本食の中でかつ丼が一番ですか?

 はい。


ーお寿司とかは?

 寿司も好きですが、とんかつ類が一番好きなんです。


ーそれでは日本のファンへメッセージをお願いします。

 「乱暴(ワイルド)なロマンス」の愛おしい登場人物たちを、もっと愛してくださいね。コ記者も劣等感のせいでパク・ムヨルにいけないことをどうしてもしてしまう。悪質なパパラッチ記者かもしれませんが、そうせざるを得ない彼の心理も表現されているので、愛おしい登場人物全員を愛してください。「乱暴(ワイルド)なロマンス」の応援をよろしくお願いします。