イ・ドンウク独占インタビュー(2013/1/24配信)

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イ・ドンウク ー実際に野球がお好きだと聞きましたが、応援しているプロ野球チームは?

 起亜タイガースを応援しています。


ー親しいプロ野球選手はいるんですか?

 いいえ、全然。知り合いもいません。僕の通った高校は野球部もあったから、知り合いがいてもおかしくないけど、意外にもいないですね。


ー野球選手の役でしたが、参考にした方やアドバイスをくれた方はいますか?

 はい。今回は野球選手に失礼になってしまうかもしれない役だったので、むしろそうなってしまわないように気をつけました。野球のシーンがたくさん出てくるわけではなく、元野球選手の先生に来ていただいて動作を教えてもらいました。


ーバットの振り方とか?

 はい、そういう練習はしました。


ージェシカさんはトップアイドルで大忙しの中での撮影でしたよね。現場ではお疲れの様子でしたか?

 ええ、かなり疲れているようでした。隣で見ていても、普通に消化できるスケジュールじゃないと感じたし、女性なので体力的にも大変だったと思います。かなり苦労したと思いますね。


ー他の出演者さんがジェシカさんはとても熱心だったとおっしゃっていました。ドンウクさんにも質問されたりしましたか?

 僕と一緒のシーンがある時はいつも撮影に入る前に練習しましたね。ドラマが初めてだから演技はさておき、テクニックに関する専門用語に初めて接するわけです。例えばオーバーショルダーショットとかニーショットとか、そういうことを一つ一つ教えてあげなければならない状況でした。でも熱意があって学びたいという気持ちも旺盛でしたから、僕だけでなく監督やカメラ監督も教えてあげながら撮影しました。


ー日本ロケでウンジェと激しい格闘シーンがありました。相手が女性でやりづらかったところや、逆に女性だからやりやすかったところはありましたか?

 やりやすかったということはなく、慎重にやりました。シヨンさんはボクシングをやっているからアクション演技は上手ですが、やっぱり基本的に男女の力には違いがありますよね。もしかしたらケガをさせてしまうかもしれないので気をつけて演じました。でも、かなりオーバーだったかもしれないと思います。あそこまであえてやる必要はなかったのかもしれません。現場でもそういう話が出ましたね。


ーメイキンを拝見しました。笑いがあふれていましたが、現場は緊張感に包まれていたとかそういう感じではなかったんですね?
 
 はい。メイキングをご覧の通りですよ。わざわざメイキング用の映像なんて撮らないじゃないですか。ご覧の通り笑いの中での撮影でしたよ。


ーインタビューで最も思い出に残るシーンにジョンヒと別れるシーンだとありました。涙をこらえながら一言ずつ絞りだすムヨルが切なくて、逆に愛が感じられる台詞で愛を告白しているのか、別れを告げているのか複雑なシーンでした。あのシーンをどう解釈してどのような気持ちで撮影に臨んだんですか?

 意図的にそういう演技をしたんです。なぜなら、ドラマの前事件はパク・ムヨルを中心に繰り広げられますが、家政婦さん、ジョンヒ、ウンジェ、ジン・ドンス、全員がムヨルを中心に配置された人物であっても、すべての事件はウンジェの視線から描かれていて、それが衝突を引き起こしたりします。

 事件の中心はムヨルですが、彼からの視線や観点は全然ないんです。すべてウンジェ視線から見ているだけです。だからわざとそういう風に演技したんですね。視聴者はムヨルがジョンヒとウンジェに二股をかけたと思っていますが、そうではありません。二股をかけたと考えるのはウンジェの視線からしか見ていないからです。

 ウンジェはムヨルを好きだという気持ちがあって、視聴者もそれを知っているけどムヨルは気付いていない。このドラマではムヨルの視点から見たウンジェの説明が一度もなかったんです。だから意図的にああいう感じで演技したんです。悲しくて切ないシーンであってこそ、ジョンヒとムヨルの愛がこんなに深かったんだなと、見ている人はわかると思ったからです。


ー意図的にですね

 ええ。


ーメイキングでは寒さに震えていらっしゃいましたが、撮影中の大変だったエピソードや思い出に残っているNGはありますか?

 とにかく寒いのがつらかったです。一番寒い真冬の撮影でしたからね。睡眠不足もあって体力的にも大変でした。精神的につらい時もありました。でもいいスタッフさんたちと楽しく笑いながら撮影できたので、よかったと思っています。エピソードは特に思い出せませんが、撮影の瞬間のすべてが楽しかったですね。


ーハードな撮影中、健康のために気をつけていたことはありますか?

 時間を見つけては寝るようにしていました。どんなにいいものを食べたり努力をしたとしても、寝るに勝るものはないからです。移動や待ち時間の時は寝るようにしていました。


ー普段から運動をしていますか?

 スポーツは好きです。いまも社会人野球を続けています。


ーそろそろデビュー13年ですよね?

 はい、満13年です。


ーコミカルからシリアスまでたくさんの役を演じてこられましたが、今後やってみたい役はありますか?

 まだ演じたことのない役がたくさんあるので、新しいジャンルを開拓し続けていきたいです。これまでロマンティックコメディやホラー映画にも出たことがありますが、今後は社会派の作品にも出てみたいです。やったことのない新しい役がまだたくさんあると思っています。


ー日本に行って良かった場所や行ってみたい場所があれば教えてください。

 北の端から南の端までけっこういろいろ行きましたが、北海道にもう一度行きたいですね。


ープライベートでたくさん日本に行かれたんですか?

 仕事で何度も行きました。日本での撮影も3〜4回ほどありました。北海道での撮影はその時は大変でしたが、振り返ってみると雪がたくさん降っていてとても美しい風景でした。北海道にもう一度行きたいです。


ー最近ハマっているものは何ですか?

 野球です。どうしたら打率が上がるだろうって考えています。野球を始めてから2試合目でホームランを打ったんです。どういう風に打ったのか思い出せないくらいに突然打てて、もう一度野球をよく理解した後に、またホームランを打ちたいです。ハマっているのはそのくらいですね。あとはずっとバラエティをやっているので、どうしたらもっと面白くできるか、もっと笑いをお届けできるか、そういうことを考えています。


ーでは普段からトークの練習をしているんですか?

 誰と練習するって言うんですか?


ー研究の間違いでした。研究!

 研究というよりも、素晴らしい先輩をよく観察しています。ユ・ジェソクさん、シン・ドンヨプさん、カン・ホドンさん、タク・ジェフンさん。トークがお上手なベテランの姿を見ながら、どういうポイントを掴んで話すのが面白いのかとか、その日のゲストの特徴を把握するよう努力しています。


ートークは演技よりも進めていくのが難しいと思いますがそう感じますか?

 もちろん大変です。やったことがなかったので、僕にとっては全くの新しいジャンルですからね。僕の出ている番組ではゲストが8人ほど出演されるんです。8人全員が平等に扱われるように一人ひとりコントロールしながら気持ちを読んであげないといけないといけないので、そこが難しいです。


ー細かい準備をされているんですね。

 はい。


ー多方面でご活躍中ですが次の活動予定を教えてください。

 残念ながら決まっているものはありません。僕はもともとは俳優ですから演技は当然やっていきます。いくつかの作品の中で考えている段階ですが、まだ契約したわけでもないのでお話しできる状況にないですね。


ーでは最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

 皆さん、いかがお過ごしでしたか?お元気でお過ごしのことと思います。これからもずっとお元気でいてくださいね。除隊後は一度しか日本に行っていないのですが、これからは日本に行く回数を増やせるように頑張りたいと思います。「乱暴(ワイルド)なロマンス」のほうも是非よろしくお願いします。共演者の俳優の皆さんも一緒に愛してください。ありがとうございました。