イ・ソジン独占インタビュー!(2012/7/19配信)

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イ・ソジン  WeLoveKの視聴者の皆さま。こんにちは、イ・ソジンです。僕が出演する「階伯」の応援をどうぞよろしくお願いします。


ー「イ・サン」の後、時代劇には出ないとおっしゃってましたが、出演を決めた理由は?

 最初は断るつもりでした。でも制作に携わっていたある人との親交や信頼関係が作用したと思います。演出のキム・グンホン監督は「イ・サン」でも一緒でした。彼への信頼も出演を決めた要因です。

 それから実は、「階伯」の前に2年ほど空白の期間がありました。念入りに出演作を選ぶうち、気づいたら2年もの時が流れていたんです。そろそろ仕事に戻る時期だと思い、出演を決めました。


ーアクションシーンの撮影のために特別に準備したことはありますか?

 2ヶ月ほど運動とダイエットで体を作りました。ダイエットを2ヶ月。運動を1ヶ月半と、その間に乗馬と武術も練習しました。


ーたった1ヶ月半?

 十分です。それだけキツイですけどね。他の人と違い、僕は体作りのためだけに1日を過ごすんです。他に仕事もなかったので、2倍努力して体作りに励みました。


ー1日8時間もトレーニングしたと聞きましたが…

 8時間はしてません。5時間ぐらいかな。


ーすごいですね!ドラマで演じる前と演じた後では…ケベク将軍に対するイメージに変化はありましたか?

 ケベクを演じるにあたって心配したことがあります。それは多くの人がケベクを家族を殺して戦場に向かった武将としか見ていないことです。体の大きな武将のイメージがあるでしょ?ケベクはひげ面で巨漢だと思い込んでいる人がほとんどです。

 でも僕はそうは思わない。人情家だと思うんです。それにケベク将軍は、5000人の兵力で数十万人の敵と戦い、4回も勝利を挙げています。それだけ戦略に長けた将軍なので機敏でシャープな人だと想像したんです。だから僕が演じることで、ケベクに対するイメージを変えたいと思いました。

 実際、僕自身もドラマでケベク将軍を演じるまではそう思っていました。ケベクは体の大きな武将だと。でも僕だけのケベクをどう表現すべきかと悩み抜いた末に人情家のコンセプトで演じました。


ードラマの序盤では捕虜になっていましたよね?かなり乱暴でタフなキャラクターでした。無口で目での演技が多かったと思いますが、何に気を使いました?特に冷たくて悲しげな目が印象的だと言われていますが意識はされましたか?

 初登場が捕虜だったことで、ビジュアルが重要だったので体を作ったんです。ずいぶん肌も焼いてビジュアルを変えようと努力しました。重要なのはセリフのない場面です。セリフがあれば説明がつきますが、無言での演技は難しいんです。

 だからかなり気を使いましたね。人物を分析していれば無口なキャラクターというのは、人と交われない寂しい人だと分かります。そんなふうに人物を分析した結果を自分なりに表現しようと努力しました。


ー捕虜だった頃に百済(ペクチェ)の陣営に入ってウィジャ王と対面することになり、誤解が解けますね。その後、仲間を助けるためにまた新羅(シルラ)の陣営に戻ります。ところが新羅軍に見つかって拷問を受けてしまいますよね。あの場面は見ていてもすごくつらそうでしたが撮影の時はどうでしたか?

 つり下げられたことより扮装に時間がかかったことが大変でしたね。ぶら下がっているシーンですが僕以外の人は同時に撮影したわけじゃありません。俳優のスケジュールが合わなくて、毎日、同じ扮装をして少しずつ撮影したんです。

 全員揃えば撮影も一度に終わるし扮装も一度で済んだはずなのに、撮影のために毎日同じ扮装をしたことが一番つらかったです。


ー傷の扮装を?

 傷のメイクは1時間以上かかるんです。その後撮影所にシャワーがないので、扮装を落とすために別の場所に移動したりして、とても時間がかかりました。それが大変でしたね。ぶら下がるシーンは長くても20秒ほどなので、それほど苦しくありませんでした。


ーそんな裏話が聞けるとは驚きました。ぶら下がった時の筋肉がご自慢だそうですが、普段も鍛えてるんですか?「階伯」の撮影のために集中的にトレーニングを行ったんですか?

 普段も運動はしますが、見せるためではなく、子供の頃に体が弱かったので体力を維持するために運動を続けています。


ー皆さんとても仲がよかったそうですね。

 はい。男性陣は特に仲がよかったですね。


ーチョン・ノミンさんや他の共演者とのエピソードはありますか?

 そうですね。たまに少し撮影が早く終わった日にはノミンさんとユソクさんと僕、ダフンさん、チョ・ジェヒョンさん。たまに何人か抜けたり加わったりもしますが、各自が焼酎を1本ずつ飲んで帰るんです。本当に全員が焼酎を1本ずつ前に置いて飲んで帰りました。


ー疲れているのに?

 疲れてるからこそ飲んで帰って早く寝るんです。少しでも撮影が早く終わった日には、みんなで酒を飲みました。そうして親交を深めたんです。


ーチョ・ジェヒョンさんとの葛藤や不和が深まる役柄ですが…仲のいい2人がそんな役を演じながらどう感じたのか教えてください。

 役柄上は対立しますが、普段は仲が良い僕の大好きな先輩です。だから撮影は楽しかった。僕はもっと早く葛藤を演じると思ってたのに、予想以上に遅かったのが少し残念でした。


ー時代劇の楽しさとつらさ、王様と将軍を両方演じられましたが、次に演じてみたい人物は?

 時代劇に出てみて撮影場の長所は、現場の移動がないことです。現代劇だと撮影に当たり常に移動が伴いますが、時代劇の撮影は一ヶ所で済みます。野外スタジオのようでとても心地いいんです。

 逆に大変なのは暑い時にひげをつけたり、今回はなかったけどカツラをかぶったりするのは大変です。衣装が重いしメイクにも時間がかかりますからね。そういう面が肉体的に少しキツイだけで演技自体は同じです。


ードラマ「階伯」の魅力と見どころを教えてください。

 「階伯」は男性に好まれるドラマだと思います。戦闘シーンやアクションが多いので、男性には喜ばれると思います。それから、恋愛面では三角関係や四角関係に発展します。自分の愛した女性を兄のように慕っていた人に奪われるんです。相手は王子なので、どうすることも出来ません。

 それこそ弱者の苦しみですよね。結果的に愛してくれた女性と結婚しましすが。それも結末は悲劇的でした。ウンゴも同じで彼女も一方的に愛されて結婚したので、結果的には彼女のほうも悲しい結末を迎えます。そういうところがドラマの主なポイントです。


ー壮絶な感じですか?

 そうですね。でも僕は理解出来ます。愛する女性を誰よりも親しかった人に奪われ、その人の妻となった彼女と7年ぶりに会う男の気持ちが分かったんです。7年がたっても簡単には忘れられません。その7年間、全ての戦闘に勝利しています。それほど鬱憤(うっぷん)がたまってたんです。正気ではいられなかったんでしょうね。


ー怒りを敵に向けたと?

 怒りを抱えたまま戦場へ行き、死を覚悟して戦ったので、それが勝利につながったんでしょう。ドラマ「階伯」をぜひお楽しみください。努力して作ったドラマです。出演者やスタッフに免じて広い心で見てください。よろしくお願いします。ありがとうございした。